セッパン屋根の壁際からの雨漏れで軒天や室内が雨漏れしました。
そのため外装一式まるっと工事させていただきました
施工箇所が多かったため3か月にわたる大規模修繕工事となりました

現場調査した結果、隅棟から雨漏れしてました。
もともとの瓦の施工方法があまりよろしくなかったかと思います。隅棟を壊して再度正しい方法で施工し直しました。
瓦の良い点は、ほかの屋根材と違い瓦そのものが悪くなっていない限り、再利用が可能という点です！余分なお金をかけずに直すことができるのが利点ですね。

今回はとっ風の影響で飛来物が瓦にあたり大きく変形してしまった現場の工事です。

瓦をめくり→木の下地の防水処理→瓦の復旧になります。
割れた瓦は新しいものを用意しました。瓦の良いところは部分補修ができるところです。

屋根業界あるあるあのですが・・・・
新築工事の屋根工事というのは、上棟してから一番最初に工事します。つまりは僕たち屋根工事業者の前には誰も工事に入っていないということになります。
職人は気合と真心こめて施工していきます！！

けどまれに・・・もちろんワザとではないのですが・・・
他業者さんが、瓦に「コツン」と物をぶつけてしまうことがあります！
それは人間ですもの、しようがありません！！

そんな時はすぐに現場に向かい新しいものと交換します！！
お客様の気持ちに立てば、タッチアップよりも交換したほうがよいです！
僕も新しい家を建てたらって考えると・・・・　そりゃ交換ですよね！！

小さなところまで手を抜きません！お客様第一主義を貫きます！！

よくある施工事例です。。昔の平板瓦の施工方法では、袖部に捨ての水切が入っていませんでした。
これは瓦と瓦の隙間から入った雨を軒先から排出するために必要なものですが。。。15年以上前は施工方法が確立されておらず、僕らの業界ではある意味あるある雨漏れです。

さあ、直していきます！
袖瓦を外し→捨て水切りの取り付け→平瓦を加工して→袖瓦の取り付け→完成！！
こんな感じで工事が行われました。
ついでに雨トイの交換と雪止め金具も取り付けも！！雪止めは隣の駐車場に雪が落ちて持ち主さんに迷惑かけてしまうからとのことでした。お優しい・・・

こんなコロナの世の中で自分中心になりがちですが、お施主様は心ある方でした！！

棟下の漆喰のめくれは棟瓦が崩れるのをふさぐ役割があります。これは経年劣化でボロボロと取れてきてしまいます。
きれいに塗り直すことで長持ちします。大掛かりな修繕工事をしなくて済みますよね！
棟瓦が崩れると雨もりしてしまいますので、一度屋根上を見てみてはいかがでしょうか。

外構工事でかっこいい擁壁を建てたので、アクセントでブラックで笠木を取り付けています！

この現場は瓦の水下にパラペットがぶつかってきている特殊な現場です。
数年前まで店舗をとして使われていたとのことで、この特殊な屋根構造になっていました。この場合は屋根瓦と板金との取り合いが非常に重要です！
職人の腕の見せ所です！！

棟瓦の下の漆喰通称（三日月漆喰）を塗りなおしました。
茶色く土が見えていると、だんだんと棟瓦が崩れていってしまい、雨漏れの原因になります。
そういう場所はすべて施工していきます。